Passcell は関係性を定義し評価・解決するシステムです
Passcell では、取り扱おうとする対象を構成する「概念」や「要素」は、お互いになんらかの関係性を持っているものとして想定します。ここで言う「関係性」とは、上記の「概念」や「要素」が他の「概念」や「要素」の状態によって自分の状態に影響を受けたり逆に与える、その「ルール」を指します。
従来の手続き型処理系は、対象を「入力データとその値に対する手続き」と考え、対象を「要素間の関係性」という視点から捕らえていませんでした。このためにシステムを構築する際には、対象の全体を把握し、その要素や概念を「入力データとその値に対する手続き」に変換してから記述する必要がありました。
このため、要素間の関係性に変更が生じるとすべてを見直す必要がありました。要素数が多くなり関係性が複雑になると、その対処にあたる工数は指数的に大きくなります。また、オブジェクト指向と言われる処理系でも、対象を「要素」の集合と捉え、その要素間でメッセージをやり取りすることで対象の振る舞いを再現しますが、お互いの関係性の定義は明示的に記述されませんでした。
Passcell では、対象を要素のまま定義しそれらの関係性を明示的に定義することで、従来の処理系が持ち得なかった柔軟性と自明性を持つことになりました。