「かたいシステム」から「やわらかいシステム」へ

いわゆる基幹システムには、コンピュータが計算処理するためのロジックの部分と、業務のロジックが組み込まれています。現状ではそれが渾然一体にプログラムされていることが多いため、業務内容変更によりシステムを変更しようとすると、部分的修正がしにくく、全体の修正が必要になったりします。これでは、変化の多いこの時代に対応できません。 Passcell (パッセル)は、コンピュータの計算処理に関する部分と業務ロジックを分離することで、業務ロジック部分に関してのみの変更を容易にしました。また、その業務ロジックも一括して記述するのではなく、業務ロジックを個別の処理(ノード)の組み合わせと考え、ノードを論理的に(ツリー状に)並べることで記述していますので、よりピンポイントな修正が可能となり、時間もコストもセーブできます。 すでに基幹システムを構築しているところにも、変更頻度の高い業務プロセス部分に Passcell をアドオンすることで、全体を生かしながら、修正の簡便性等の柔軟性を獲得することもできます。変更が難しい“かたい”システムに、Passcell を加えることで「やわらかいシステム」に生まれ変わらせます。

ツリーによる業務コントロールシステム

Passcell (パッセル)を使うことで複雑な作業工程をツリー図という形にまとめることができます。ツリーでまとめられた業務フローは直感的な理解を助けてくれ、しかも同時にそれ自体が処理手順になっているため後から編集することも簡単です。 社内のプロセス管理がはっきりしない、見積もりを何度もだしてどれがどれかわからない、業務のアウトソーシングがスムーズに行かない、そのような時も、Passcellは力を発揮します。業務ツリーを作成することで、業務ロジックは明確になります。かつ、ノウハウや業務フローが可視化されます。その結果、業務ロジックの共有化も可能となり、複数の眼によるチェック・分析も可能になります。 また理解しやすいツリーでのシステム構築ですので、難解で知識の必要なコードと異なり、ロジックの組み換えや数値の変更などの軽微なテンプレートの修正はシステム部門以外のユーザー側でも簡単に行うことができます。機動的なシステム運用のボトルネックとなっていた「エンジニアによるプログラミング」という制約も解決されます